女性として生きられない悲しみから

私は35歳の主婦です。
結婚して7年がたち、子供にも恵まれ、幸せな生活を送っていました。
子どもが生まれてからも、数年は、子供をあずけて二人で買い物やランチに行くこともあり、夫婦関係も良好だったと思います。

でも、ふと気がついた時には、二人で出掛けることもなくなっていました。
もちろん、手を繋いだりバグをしたり、キスやセックスもなくなっていたのです。
私たち二人は、夫婦ではなく家族になってしまっていました。
主人は仕事が忙しく帰りが遅いことが多くなり、私は家事と育児におわれ、子供を寝かしつけながら一緒に寝てしまって、すれ違いの生活になったのがきっかけかなと思います。
思い出せばもう3年はセックスレスの生活でした。
これではいけないと思い、私は主人に対してアピールをしました。
出来るだけ、主人が帰宅するまで起きて待つようにして、コミュニケーションをとるようにしたり、ソファーにすわっていたら、横に座ってくっついてみたり…
でも、決定的な言葉を言われてしまったのです。

「もう、家族なんだから、そういう目で見れない」と。
私は愕然としました。
もう、女性として扱われたり、見られたりすることはないんだと、虚しくて悲しくて、寂しかったです。
もう私の人生はこれて終わり、後は母親として生きるしかないと思うとたまらなくなりました。
そんなときに、友人の結婚式の二次会で出会った既婚者男性と意気投合したのです。
お互い、パートナーに異性として見られなくなり悲しみを抱えていました。
惹かれあったというよりは、お互いの悲しみを慰めあったという表現が近いのかもしれません。
私は、その男性と隠れてお付き合いするようになりました。
家庭でのお母さんの私ではなく、女性としての私を取り戻せる唯一の場所でした。
良くないことなのはわかっていたのですが、自分の悲しみを消してくれ、心のバランスをとっていられたのです。
でも、その関係も長くは続きませんでした。
今は、浮気はしていませんが、女性としての自分が必要とされていない悲しさや虚しさに耐えられなくなったら、また同じ事を繰り返してしまうかもしれません。